高2の息子が、5年ぶりにロボット教室の全国大会に出場してきました。
小3の時から4年連続で出場しましたが、最後の大会は決勝で敗れ、悔し涙で終わっていました。
『もう一回、あの舞台に立ちたい』
ロボット教室は中学生で卒業していましたが、今年は卒業生もエキシビションとして出場できるチャンスが巡ってきたのです。
出場への審査となる創作ロボットの〆切りが6月下旬で、高校の期末テスト期間と完全に被っていたのですが、どうしても大会に出たい!と両輪フル回転で頑張っていました。
出場が決まったときは大歓喜⚡
この夏休み、嬉しいことに、大谷翔平選手がECCさんと企画されたSHOW YOUR DREAMS 2024のLA短期留学にも行けることになり、前半は初海外のLAで貴重な体験をさせていただき、後半はロボット全国大会へ向けて鋭意準備をするという、本当に充実した得難い日々でした。
そして。8月24日大会当日。
久しぶりの東京大学安田講堂。
この5年で30㎝近く身長が伸びたせいか、会場は一回り小さく感じたそうです。
ただ。以前は緊張しなかったのに、今回は『めっちゃ緊張する、歌わなあかんし』。
息子が創作したのはギターの自動演奏をする、ギターロボット。
4種類のコードから成る曲であれば何でも弾けるのですが、今回選んだ曲は、あいみょんさんのマリーゴールド。アコースティックギターのロボットだから、あいみょんさんだな、と。
ただ、このロボット、伴奏は得意なのですが、メロディーを弾くことが出来ないのです。
息子は軽音楽部に所属しているのですが、ベースやギターは弾けてもボーカルは超苦手💦
しかし。このロボットを発表する以上は歌うしかない!と腹をくくって熱唱。
練習のときは、暴走したり途中で止まることもあった気まぐれなロボットもなんとか最後まで機嫌よく動いてくれました。
すべてを終えて檀上でほっとしていたところ、そこになんとサプライズ・レターが届いていたのです。
それはいつもお世話になっているロボット教室の先生から息子へのメッセージでした。
手紙には息子が小2で入会してから今日までの苦難や喜びの数々が、先生の目を通してつづられており、それが会場で代読されました。
息子は中2のとき、学校へも塾へも行けなくなりました。
自分がやると決めたことをやるときは夢中になれるのですが、与えられたものをやらされるのがムリな性分で、その頃は特に塾の宿題が非常に多かった時期でした。
キャパオーバーでパンクして、スイッチが切れてしまったのだと思います。
教科書を開くだけで気分がわるくなる状態だったので、教科書類はいっさい目の付かないところにしまい、学校へは当面休むと伝え、塾は辞めました。
しばらくは家でゲームをしたり漫画を読んだり。
好きなことを思い切りしているうちに元気が戻ってきたので、私はもう学校に行かなくてもいい、せっかくだから一緒に旅しよう!と、ちょっとだけ目論んでいたのです。
ところが。
『もう行ける。友達が待ってるし学校へ行きたい。教科書は開かれへんかもしれんけど、少しずつリハビリするし』
と言い出し、そのまま復帰していきました。
先生からのメッセージの中にその当時の様子がつづられていて、息子は檀上で感極まっていました。
他にも、高校受験直前に肺気胸になって緊急手術、安静のため受験会場まで車で送迎したり、本当に波乱万丈な10代を過ごしている息子。
でも。人生には何度でも挽回するチャンスがあって、それを応援してくれているたくさんの人たちが周囲にいて、なんとかここまで来れました。
すみません、支離滅裂な内容になっていまいましたが、
いろんな方に心のバットで場外ホームラン級の感謝をしたい気持ちです。
ありがとうございます!
礼!
今大会の模様です⇩
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