近所に陶器山という、大昔から陶器用の土を産出している山があるのですが、
そこの土がなんとか手に入らないかなあ、と思い続けていました。
その土で家の正面の壁を塗りたいから。
思い続けて思い続けて、念願は叶いました。
陶器山の土が採れる場所を教えてくれた友達をはじめ、
いろんなタイミングがぴたりと合ったおかげで
その山の造成工事で大量に出た土を2トンも持ち帰ることができたのです。
しかし。ここからが大変です。
この土(というより土砂)を板の上に広げて乾かし、それを目の細かいざるで
振るわなければ壁土にはなりません。
けっこうな力仕事なんです。
バケツで土砂を日当たりのいい場所に運んで乾かし、
毎日のようにふるいにかけています。
やっと土嚢袋5袋分の壁土ができました。
けれど、ふるいにのこった土砂は土嚢袋18袋にもなりました。
小石や砂利が多かったせいですが、
こつこつと壁土を“収穫”する作業は、なんと大変で、
なんとおてんとう様に祝福されていることなのでしょう。
平らかな気持ちになれます。
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